【第2回】 多様な企業とのアライアンスによって新たな成長フェーズに入った「トータルブレインケア」

⽬標募集額 | 上限募集額 | 現在の申込金総額 |
---|---|---|
10,000,000円 | 55,000,000円 | 49,400,000円 |
1.第2回 募集にあたってのメッセージ
私たちが提唱する「認知機能の見える化」は、すべての人に ”「やりたい」ことをいつまでも「できる」に ”を提供し、さらには「人類に新たな進化をもたらすもの」と考えています。Cognitive Evolution(認知機能の進化)すなわち「CogEvo®」(商標登録第6050769号)と共に、この考え方に賛同いただける皆様と事業を推進してまいります。

アカデミアの先生方との研究によるエビデンスを積み重ね、行政から資金を獲得し、高齢者を対象とする「認知症の共生と予防」分野を皮切りに事業を進めました。さらに、認知症対応と並ぶ社会課題である「労働力人口の減少」に対し、企業の生産性向上に寄与する健康経営分野やヒヤリハット防止分野へも事業展開を進めてきました。
しかし、いよいよ売上拡大という時期に訪れたコロナ禍の影響で、事業計画は大きく遅れることとなりました。そこで私たちは、成長の為の資金確保だけでなく、一般の皆様に私達の考え方がどの程度認められるのか?を諮(はか)りたく、昨年、クラウドファンディングを実施しました。
すると、なんと、305名という多くの皆様から目標募集額の約2倍に上る4,482万円のご支援を頂き、当社事業の応援団を得る事ができました。出資頂いた皆様本当にありがとうございます。
お陰様で、取引先企業の方々からは、これは「新たな社会インフラともいうべきものだ」などとのお声を頂き、日本ハムやNTT西日本、アシックス、グッドライフデザイン等、多くの企業との協業が私達の想定を超えるスピードとスケールで進んでいます。
しかし、うれしい悲鳴と言えますが、今の私たちの体制では、この皆様の大きな期待、スケールとスピードに応えることが難しくなってきております。
つまり、早急に、更なる組織の充実と、周辺のシステム開発の加速化が必要なのです。
そこで、この度、2度目のクラウドファンディングを実施する事にしました。
既に出資頂いている方々には、上限迄の追加応募、また新たに当社事業にご賛同頂ける方々にも応募頂きます様、何卒よろしくお願い申し上げます。
代表取締役社長 河越 眞介
2.前回からの進捗状況
前回の資金調達は、研究開発費・人員拡充に活用しています。以降、「CogEvo®」の採用や提携の機会が多く生まれています。

「CogEvo®」の導入を広げて事業拡大を実現
2021年8月に目標募集額の約2倍に上る4,482万円の資金調達に成功しています。
調達資金は、研究開発費・人員拡充に活用しています。以下の取り組みにより2022年10月期の売上計画は順調に達成できる見込みとなっています。これまで、医療や介護の現場を中心に『CogEvo®』の導入を行なっていました。現在、多様な企業と提携し共同開発をすることで、高齢者だけではない幅広い層へ向けた新たな価値提供が可能となっています。
前回からの進捗状況
■企業と「CogEvo®」のソリューション提携が決定。今後も大手との協議が進行中
・TANOTECH株式会社と次世代環境構築のための連携促進に関するMOU締結
超高齢社会における認知症に起因する課題解決を目指す両社が、これまで培ってきた技術や知見を活かし積極的な連携を行う事で、より良い福祉の環境作りを加速していきます。(2022年1月27日)
・トヨタ自動車と三菱商事の合弁会社である株式会社グッドライフデザインと「CogEvo®」で提携
トヨタ自動車と三菱商事の合弁会社である株式会社グッドライフデザインと販売パートナーシップ契約を締結しました。(2021年12月10日)
・「記憶力の維持」をサポートする日本ハムの機能性食品IMIDEA(イミディア)の定期購入者向けサービスに「CogEvo®」が採用
「疲労感の軽減」と「記憶力の維持」の悩みをダブルでサポートする機能性表示食品 IMIDEA(イミディア)が2021年12月1日 に日本ハム株式会社より新発売となり、定期購入者向けサービスとして「CogEvo®」が採用されました。機能性食品で示された効果の確認や他の認知機能への影響をチェックするツールとしての活用を予定しています。(2021年12月1日)
・京阪電鉄不動産・ミサワホームと関西医科大学グループが共に創る 「ウェルネスサポートシステム」導入マンションに「CogEvo®」がソリューションのひとつとして採用
京阪電鉄不動産・ミサワホームと関西医科大学グループが共に創る「ウェルネスサポートシステム」導入マンション(ファインレジデンス枚方香里園町)に、ソリューションのひとつとして「CogEvo®」が採用されました。(2021年11月10日)
・堺市(大阪府)の先導的ヘルスケアサービス実証支援事業で認定された2社共に、「CogEvo®」が採用
大阪府堺市の先導的ヘルスケアサービス実証支援事業で認定された2社共に、「CogEvo®」が採用されました。一社は、㈱アシックスが南海電気鉄道㈱と連携して行う”健康増進プログラム「ASICS HEALTH CARE CHECK」”で、アセスメントツールとして採用。もう一社は、㈱Moffとトータルブレインケアが連携して行う「モフライフと CogEvo® 活用のフレイル・認知症・生活習慣病予防サービスの実証事業」です。(2021年10月1日)
■セミナーや学会での登壇
・第16回東京都医学検査学会認定認知症領域検査技師更新講座(2022年2月1日~28日:WEB開催)講師拝命
《第16回東京都医学検査学会サイト》
・三菱UFJリサーチ&コンサルティング主催の自治体セミナー「認知症は早期発見から予防へ!CogEvo®活用自治体の最新事例紹介」へ登壇(2021年12月24日)
・一般社団法人日本認知症予防協会主催の「これからの認知症予防講座」で「CogEvo®」を紹介(2021年11月12日)
・「第13回神戸ものづくり中小企業展示商談会」にて出展・登壇(2021年11月4日)
・古和久朋先生(神戸大学大学院)×株式会社ヘルシーパス様×CogEvo®コラボセミナー開催(2021年9月30日)
・第12回「認知症の早期発見、予防・治療研究会」で登壇(2021年9月29日)
・第110回「高齢者の豊かな生活空間開発に向けて」研究会に弊社社長が登壇(2021年9月10日)
・ピッチイベント「Morning Meetup」に登壇(2021年9月10日)
・ワールドケアカフェのセミナーに登壇(2021年9月1日)
■その他の動き
・大手企業からの人気スタートアップ上位100社に贈られる「ILS TOP100 STARTUPS」に4年連続選出されました(2022年1月28日)《ILS2022公式サイト》
・法人向けクラウドサービス「CogEvo®Pro」に新機能「おうちトレーナー」が追加
「おうちトレーナー」とは、新たな在宅サービスとして「CogEvo®Pro」をご契約の法人・施設の登録利用者様が、ご自身のタブレット等で“いつでも” “どこでも”「CogEvo®Pro」に取り組んでいただける新機能です。(2022年1月26日)
・MBC南日本放送とNTT西日本主催のイベント【eスポーツ de 脳活! 】で「CogEvo®」が紹介(2021年12月5日)
・「ICTを活用した安全運転講習セミナー」で「CogEvo®」が紹介
八尾自動車教習所と連携し、認知機能特性を知ることで事故を防止する取り組みをスタートしました。(2021年10月5日)
3.トータルブレインケア社について
株式会社トータルブレインケアは脳の「認知機能の見える化」のため、産官学連携で共同開発したクラウドシステム「CogEvo®」で、超高齢社会・労働人口の減少といった社会課題を解決し、その手法を日本から世界に発信します。
「認知機能の見える化」で生涯現役社会を実現
株式会社トータルブレインケアは2015年に内閣府による「革新的研究開発推進プログラム」通称ImPACTの「美しい脳プロジェクト」での入選を機に創業しました。
「認知機能の見える化」によって、超高齢社会や労働生産性の向上といった社会課題を解決し、生涯現役社会を実現することを目指しています。
日本の研究機関との共同研究や導入、ノーベル賞の審査機関でもあるカロリンスカ研究所の認定を受けたプログラムへサービスインされるなどの実績があります。「CogEvo®」を多くの皆様にご活用頂けるシステムとしてご提供させて頂き、健康寿命の延伸・労働生産性の向上に寄与します。
4.解決したい課題
少子高齢化が進み、認知症患者の増加は大きな社会課題です。また、現役労働世代のメンタル面も深刻な課題を抱えています。「CogEvo®」で収集したビックデータを分析、活用し、「だれもが自分らしい生涯現役」を実現します。

認知症、メンタルヘルス疾患の早期予防に寄与
少子高齢化が進む一方で、認知症患者の数も増加の一途をたどっています。2030年には認知症患者とMCI(軽度認知障害)患者の合計数が1600万人(注1)を超えるともいわれており、65歳以上の人口のうち50%を占めています。このような背景により、厚生労働省と経済産業省は「認知症施策推進大網」をとりまとめ、認知症になっても住み慣れた地域で共生できる社会を目指しています。
2030年に総人口が2008年のピークから約900万人減少(注2)する試算もあり、労働者1人あたりの生産性の向上も求められます。一方、日本の生産性は、OECD加盟国36カ国中21位(注3)であり、各種ハラスメント、それに伴うストレス、うつ病の発症による離職など、さまざまな課題を抱えています。

認知症や精神的な疾患の原因のひとつが、発見の遅れです。脳機能の測定は医療機関における受診以外に機会がありません。受診コストや患者の心理的なハードルがあり、初期症状での受診はなかなかできていないのが実情です。
現在、疫病予防や健康維持・向上を目的としたセルフケアマネジメントが普及しつつありますが、認知機能を日常生活の場で測定できるツールは存在しませんでした。
トータルブレインケア社の「CogEvo®」は、ゲーム感覚で気軽に認知機能を測定できるため、病院で診察を受けるよりも心理的ハードルが低く、誰でも簡単に始められ、自分の特性と変化を知ることができるツールです。
(注1)「日本における認知症の高齢者人口の将来推計に関する研究」(平成26年度厚生労働科学研究費補助金特別研究事業 九州大学 二宮教授)
(注2)「日本経済の中期見通し(2018~2030年度)~生産性向上への挑戦が続く日本経済~」三菱UFJリサーチ&コンサルティング
(注3)「労働生産性の国際比較 2019」
5.「CogEvo®」の詳細(サービス/商品詳細)
「CogEvo®」は、誰でも簡単に認知機能のチェックとトレーニングをすることができます。認知機能を「見当識」「注意力」「記憶力」「計画力」「空間認識力」の5つに分類し、高次脳機能の専門家が監修した12種の楽しいタスクで、エビデンスに基づいた質の高いトレーニングを提供します。

「CogEvo®」とは
「CogEvo®」は、パソコンやタブレットなどのデバイスからサイトへアクセスすれば誰でも簡単に認知機能のチェックとトレーニングをすることができます。
「CogEvo®」では認知機能を「見当識」「注意力」「記憶力」「計画力」「空間認識力」の5つに分類。高次脳機能の専門家が監修した、エビデンスに基づいた質の高い12種のトレーニングを提供します。それぞれの認知機能が点数化、グラフ化され、自分の認知機能がどのようなレベルにあるのかが一目でわかります。
*12種類の楽しいタスク

*豊富なフィードバック情報
「CogEvo®」による豊富な「フィードバック情報」で認知機能の変化を確認でき、過度なストレスや疲労、睡眠不足等で起こる一時的なパフォーマンスの低下を事前に知ることが可能になります。

*簡易なユーザーインターフェイス
「CogEvo®」は、分かりやすい直感的な操作性で、使っていると自然に笑顔になります。楽しく、簡単に、独りでも、数名でも、毎日使っていただいても飽きない豊富なコンテンツを揃えています。
*優れたポータビリティ
どんな端末やデバイスでもシームレスな接続が可能です。また、他社ソフトともAPI連携や同期が可能となっています。クラウドでセキュアな環境のため、どこでも安心・安全に使うことができます。

*データ連携による「CogEvo®」活用
データ連携のコンセプトは、「PHR(パーソナルヘルスレコード)の統合」となります。「CogEvo®」を使いデータ収集、他バイタル情報と統合、分析・解析の上、課題を解決する仕組みを作り出します。次のような「CogEvo®」を活用したソリューション事業を展開しています。
・SOMPOスマイルエイジングプログラム:世界初のカロリンスカ研究所認定認知症予防プログラム
・情報銀行:大日本印刷と産経新聞社のライフラ合同会社でのサービスイン
・アシックスヘルスケアチェック:運動測定に「CogEvo®」の認知機能測定を加えた企業向けサービス
6.ビジネスモデル
「医療介護・自治体」「健康経営・ヒヤリハット」「スポーツ・ヘルスケア」などの分野において売り上げが見込めます。「CogEvo®」の販売ライセンス数に応じた売上アップと固定収益モデルを実現しています。また、データ連携だけでなく、他のソリューションと連携することによる新たな価値提供を実現しています。

様々な分野で売り上げアップを見込める固定収益モデル
■医療介護・自治体
医療分野において、健康サポート薬局(注1)、かかりつけ薬剤師(注2)、かかりつけ医、および健診センターなどでは、「CogEvo®」導入による認知症の早期発見に期待が高まっています。さらに、株式会社生命科学インスティテュート(三菱ケミカルホールディングスグループ)と「CogEvo Medical(医療機器版・仮称)」を開発販売予定です。
介護分野では、認知機能の状態や経時変化の測定が必要であり、大手介護事業者による施設や介護予防教室、認知症リハビリテーション現場に至るまで、「CogEvo®」の導入が進んでいます。
また、自治体においても、数多く開催されている介護予防教室で「CogEvo®」の導入が進んでいます。
(注1)健康サポート薬局:厚生労働大臣が定める一定基準を満たし、薬に関する相談だけでなく、介護や食事など健康をより幅広くサポートできる薬局のこと。(公益財団法人日本薬剤師会)
(注2)かかりつけ薬剤師:薬による治療、健康や介護に関し豊富な知識と経験を持ち、患者のニーズに沿った相談に応じることができる薬剤師のこと。(公益財団法人日本薬剤師会)
■健康経営・ヒヤリハット
「働き方改革」を背景に市場が急拡大している「健康経営・ヒヤリハット」の分野に進出しています。例えば、うつ病を重症化させないためには、前段階である抑うつ状態の早期発見が重要です。「CogEvo®」を活用することで、本人主体の早期対応を促すことができます。認知機能の状態を従業員自らが把握し、労災事故を招くヒヤリハットの防止にも役立ちます。
■スポーツ・ヘルスケア
一流アスリートの認知機能とメンタル面についても研究を進めています。学生や従業員のパフォーマンスアップを実証したことで、「CogEvo®」がシニア層だけではなく、幅広い世代で活用されることが確認されています。ラグビーにおける脳震盪受傷後の復帰プログラム(流通経済大学 山田睦雄教授)にも採用。コンタクトスポーツ全般を対象として、一流アスリートをはじめ学校教育現場へも普及を図ってまいります。さらに、ヘルスケア分野ではシニア向け会員制組織のサービスコンテンツとして採用されるなど「CogEvo®」の活用が広がっています。
■ソリューション連携
TANOTECHや日本ハム、グッドライフデザイン、八尾自動車教習所など多様な企業と連携し共同開発することによって『CogEvo®』の可能性がさらに広がっています。
7.競争優位性
産官学において、「CogEvo®」の導入、共同研究の実施、プレゼンスも高くなっています。医療機関、研究機関からの支持も高まっています。「CogEvo®」は、実証実験期を終え、拡販期を迎えています。

「CogEvo®」の導入実績

■「産」
共同開発
・SOMPOホールディングス
・ 国立長寿医療研究センター
・FINGERS Brain Health Institute(カロリンスカ研究所ミーア・キビペルト教授)
・「SOMPOスマイル・エイジングプログラム」の医療機関への展開についてSOMPOホールディングスとコンサルティング契約を締結いたしました(2021年11月1日)
■「官」
認知症イノベーションアライアンスWG 令和2年度 第一回 事務局資料 「今後の認知症イノベーションアライアンスワー キンググループの検討の方向性について」(経済産業省)
今後の認知症予防施策を検討する経産省のワーキンググループの公開資料に、認知症予防における評価指標が未整備であるという課題への期待できる製品の出口の事例として「CogEvo®」が掲載されました。経産省のホームページから確認できます。
■「学」
認知症予防を目指した多因子介入によるランダム化比較研究(J-MINT)
国立長寿医療研究センターが主体となり、認知症のリスクをもつ高齢者に対する進展予防(生活習慣病管理、運動、栄養摂取、認知機能訓練)を目指した多因子介入によるランダム化比較研究のアセスメントツールとして「CogEvo®」を採用。
医療現場、研究機関に認められた確かな支持

国立研究開発法人理化学研究所生命機能科学研究センター 健康・病態科学研究チーム チームリーダー、一般社団法人日本疲労学会 理事長 渡辺恭良氏
認知症や高齢化による認知機能の低下に社会の大きな関心が高まり、認知機能評価による自動車等運転免許返納なども考慮されています。私たちの認知機能には、一般的に試験が良く行われている「記憶力」のほか、「見当識」「注意力」「計画力」「空間認識力」の5側面があります。高齢化による転倒は、筋力の低下に加え「空間認識力」の低下も大きな要因であることがわかっています。トータルブレインケア社が開発した「CogEvo®」は、唯一無二のユニークなものであり、国家プロジェクトである「健康生き活き羅針盤リサーチコンプレックスプログラム」においても私たちと共に認知機能計測を行い、ストレスや疲労、睡眠、意欲(うつ)との関連についても研究が進みました。認知機能トレーニングの手段としても楽しんで継続的に取り組めて非常に有効です。
8.成長ストーリー
「医療介護・自治体」「健康経営・ヒヤリハット」「スポーツ・ヘルスケア」の各分野における課題解決のために導入を促進し、2024年10月期基準で新規株式公開(IPO)、2026年10月期には売上高20億円を目指します。

急成長を遂げる認知症予防、健康経営市場で好機をつかむ
REPORTOCEANのレポートによると、2020年に約32億米ドルだった世界の認知機能評価・トレーニング市場は、2021年から2027年の期間に29.70%以上の成長率が見込まれており、197.6億米ドルに達すると予想されています。
認知症のみならず、現役世代への健康促進事業の大幅な拡大も見込まれます。従業員の健康管理を経営課題として捉え、健康を維持することで生産性の向上を図る企業が増えています。
法定健診や産業医の選任、ストレスチェック制度など「法令遵守・リスクマネジメント領域」も踏まえれば、健康経営関連市場の市場規模は、2015年の約1兆3000億円から、2020年には約1兆7000億円と、約4000億円もの拡大が見込まれます。
2021年8月に目標募集額の約2倍となる4,482万円の資金調達に成功しています。第2回株式投資型クラウドファンディングは、株価も前回7,500円から今回10,000円へアップラウンドとなります。そして、個人投資家様から広く資金調達するのは最後となる予定です。加えて、コロナ以前の業績に回復したことや本年には大手企業との業務提携や資本提携も見込まれることから、会社ステージが変わり成長トレンドが期待できると考えています。
対象市場に的確にアプローチする販売戦略
株式会社生命科学インスティテュート(三菱ケミカルホールディングスグループ)、フクダ電子株式会社、株式会社電通国際情報サービスなどの大手企業と販売契約を結び、医療・介護業界での販路を拡大します。
また、健康経営・ヒヤリハット分野については、各地域の顧客に紹介販売する特約店、代理店からなるアライアンス事業を展開します。

エビデンスに裏付けられたR&D戦略
理化学研究所をはじめとする研究機関や神戸大学や藤田医科大学、関西医科大学などの大学との共同研究を実施しています。認知機能を見える化することのメリットについてエビデンスを積み上げ、「CogEvo®」の信頼性向上を図ります。
【公開可能な進行中の研究】
・国立長寿医療研究センター~認知症のリスクをもつ高齢者の進展予防(J-MINT研究)
・横浜市立大学~J-MINT研究サブスタディ
・武庫川女子大学~認知機能フレイル予防
【完了または論文投稿済の研究】
・藤田医科大学~MCIと認知症患者のスクリーニング
・弘前大学~地域高齢者の認知症予防
・理化学研究所~健常者の行動変容
・国立成育医療研究センター~疾病がある年少者の認知機能
・関西医科大学~健康維持増進に向けた行動変容
・神戸学院大学~認知症患者のトレーニング効果
・流通経済大学~脳震盪の復帰プログラム
今回の資金調達による事業拡大を推進
トータルブレインケアでは、今回の資金調達により、新たに下記の事業を行う為の、人件費・システム開発費用・広告宣伝費を予定しています。
・「CogEvo®」と連携したソリューション事業
・昨年からの提携企業とのクロスセルによる事業化
・上記事業の提携先へのコンサルティング事業
・「CogEvo®」と連携したPHRシステム構築とデータベース事業
・アカデミアの先生方とのAI解析によるデータ販売事業
・「CogEvo®」のエビデンスを担保するアカデミアの先生方との認知機能研究会の創設
9.経営陣紹介
代表取締役社長/河越 眞介(かわごえ しんすけ)
大学卒業後、株式会社内田洋行に入社。その後、家業の材木屋・工務店で健康住宅の先駆けに取組み、シックハウス対策法の法制化に携わり医療業界や中央官庁と取り組んだ経験から、ヘルスケア分野に転身。2009年、医学部教授が開発したサプリメントを医療機関専門に販売する株式会社ドクタープラネッツを共同創業。2015年、内閣府革新的研究開発推進プログラムImPACTの入選を機に、株式会社トータルブレインケアを設立。
(経歴)
1983年 内田洋行株式会社入社
1989年 家業の材木屋の経営に関わる
1997年 NPO法人住宅長期保証支援センター設立時幹事
2009年 株式会社ドクタープラネッツ共同創業者
2014年 一般社団法人神戸健康大学 設立 専務理事
2015年 株式会社トータルブレインケア創業 代表取締役社長就任
2018年 青森大学薬学部 学士取得(医学)
(研究実績)
・2021年6月26日 「第21回日本抗加齢医学会総会」のシンポジウムに登壇
・医学雑誌「脳神経内科(94巻2021年6月号)」に論文掲載
・学術誌「Bio Clinica(2020年9月号)」「超高齢社会への対応」に論文掲載
・2016年9月16日「第13回日本病院総合診療医学会」シンポジウムに登壇
10.お客様の声
「CogEvo®」が支持されている理由を、採用している医療機関や介護事業所の声を通してご紹介します。
「認知機能の見える化」で『共通の言葉』が生まれた

医療法人 ルボアヴェール 中野脳神経外科・総合内科クリニック(青森県)
理事長 中野高広 先生
初診では、問診から始まりMMSE(認知症スクリーニング検査)や「CogEvo®」に取り組んでいただきます。再診でも活用しています。「CogEvo®」では、主に患者様の認知機能のバランスを見ていきます。その後、MRIにて脳腫瘍、脳梗塞、脳動脈瘤等を確かめ、認知症の初期診断を行います。青森県の「認知症初期集中支援チーム」では「認知機能の見える化」を体現できる「CogEvo®」を使用することで、認知症サポート医、保健師、社会福祉士の間で『共通の言葉』が生まれました。また、「CogEvo®」の結果は、投薬の量の判断にも、ある程度使えるものと考えています。
楽しく頭と身体を動かして、一人でも多くの方の「できた!」を全力サポート

株式会社日本シューター デイサービス暖団西大寺(京都府)
フロア長 介護福祉士 柿崎様
ほとんどの方が利用されるフィットネスバイクの前に「CogEvo®」を取り付け、運動をしながら同時に脳活もできるようにしました。身体を動かしながら楽しんで脳トレもできることで、皆さんの興味も随分わいてきました。通所介護サービスを利用されている方のご自宅には3か月に一回訪問を行っており、その際に「CogEvo®」の結果もお渡ししています。ご家族にも認知機能の結果シートをお見せしながら説明する事で「こんなサービスまでしてもらえるとは」と非常に喜んで頂いています。
11.メディア掲載/論文掲載/受賞歴
■メディア掲載
・日刊スポーツが発行するニッカンシニアに掲載されました。(2021年10月5日)
・化学工業日報に「CogEvo®」が競合企業と共に紹介されました。(2021年6月4日)
・NHK(神戸放送局)で「CogEvo®」が紹介されました。(2021年2月12日)
・日本経済新聞朝刊に「CogEvo®」に関する記事が掲載されました。(2020年2月27日)
・グローバル経済誌「Forbes」 のデジタル版に「CogEvo®」に関する記事が掲載されました。(2020年1月30日)
・テレビ東京の経済ニュース番組「ワールドビジネスサテライト」で「CogEvo®」が紹介されました。(2019年9月17日)
■論文掲載/受賞歴

2022年
・大手企業からの人気スタートアップ上位100社に贈られる「ILS TOP100 STARTUPS」に4年連続選出されました
2021年
・藤田医科大学の武地教授の論文がGeriatrics & Gerontology International(GGI)にアクセプトされ、12月17日にオンライン公開されました
・学術誌Precision Medicine 2021年5月号「これからの高齢者医療」に弊社社長の論文が掲載されました
・学会雑誌「日本老年薬学会雑誌」に大上哲也先生(日本薬科大学薬学部)の論文が掲載されました
・医学雑誌「脳神経内科(94巻6月号)」に弊社社長の論文が掲載されました
2020年
・経済産業省近畿経済産業局「J-Startup KANSAI」に選定
・公益財団法人神戸市産業振興財団「神戸発・優れた技術」に選定
・学会雑誌に中前智通先生の論文「認知症に対するリハビリテーションとしての『脳活バランサーCogEvo®』の可能性と有効性」が掲載されました
・学会雑誌「保健医療学雑誌」に黒瀬聖司先生(関西医科大学健康科学教室)の論文が掲載されました
・学術誌Bio Clinica9月号「超高齢社会への対応」に弊社社長の投稿論文が掲載されました
2019年
・ひょうごビジネスグランプリ最優秀知事賞受賞
県内企業の有力なビジネスモデルの中から、最優秀賞として知事賞を受賞
・一井定信先生のCogEvo®に関する論文がGeriatrics & Gerontology International(GGI)にアクセプトされました
2018年
・デジタルヘルスコネクト SOMPO賞受賞
シニアビジネススタートアップでは国内最大のイベント「デジタルヘルスコネクト」でSOMPO賞を受賞。SOMPOケア関連介護施設5万人の入居者、2万人の職員向けのPOC権利を獲得。
・PLUG AND PLAY JAPAN
シリコンバレーの500に並ぶスタートアッププログラム。824社の応募から59社に選抜される。
2017年
・500 KOBE ACCELERATOR
神戸市がシリコンバレー有数のスタートアッププログラムを誘致、200社を超える応募から最終21社の1社に選抜
・平成28・29年度 異分野連携新事業分野開拓計画(新連携事業計画)認定
経済産業省(中小企業庁)の施策である新連携制度に承認
2016年
・革新的研究開発推進プログラム(ImPACT)
日本が世界に誇る科学分野の中で、脳科学の「Healthcare Brainチャレンジ」 (山川プロジェクト)に入選
・兵庫県平成28年度事業創出支援事業認定
※より詳しい情報は株式会社トータルブレインケアHPにてご確認ください
12.株主優待制度について
(1)対象となる方
本クラウドファンディングにご投資頂き、毎年10月末日現在の当社株主名簿に記載又は記録された株主様を対象にいたします。
(2)株主優待の内容
株数(投資金額)に関わらず「CogEvo®パーソナル 無料チケット(ただし、登録時から1年以内)」の贈呈をいたします。

株主の皆様に私どものサービスを「CogEvo®パーソナル 無料チケット(ただし、登録時から1年以内)」で、認知機能の変化をリアルに体感していただけます。
詳細はクラウドファンディングに関する手続きが全て完了しましたら、メールにてご案内させていただきます。
(3)株主優待の時期
来年度以降も毎年「CogEvo®パーソナル 無料チケット(1年間有効)」をメールにて送付予定です。(諸事情により内容が変更される場合がございます。ご了承ください。)
13.エンジェル税制について
本プロジェクトへの投資については、エンジェル税制優遇措置Bの適用が確認されています。エンジェル税制優遇措置Bは、ベンチャー企業への投資額全額をその年の他の株式譲渡益から控除できるというものです。なお控除対象となる投資額の上限はありません。
その他エンジェル税制についての詳細はこちらをご覧ください。
[お問い合わせについて]
本募集に関するお問い合わせにつきましては、当サイトの運営会社である株式会社ユニコーンまでお願いいたします。株式会社トータルブレインケアおよび本ページに記載されている企業様へのお問い合わせはご遠慮いただきますようお願いいたします。
プロジェクト名 | 【第2回】 多様な企業とのアライアンスによって新たな成長フェーズに入った「トータルブレインケア」 |
目標募集額/株数 | 10,000,000円/1,000株 |
上限募集額/株数 | 10,000,000円/5,500株 |
募集価格 | 1株当たり10,000円 |
申込単位 | 10株 |
最低申込金額/株数 | 100,000円/10株 |
上限申込金額/株数 | 500,000円/50株 |
申込期間 | 2022年03月02日(水)18:00 ~ 2022年03月06日(日)23:59 |
申込方法 | ・当社ウェブサイト上の募集案件の申込みページからお申し込みください。 ・最低申込株数は、10株となっておりますので、10株以上その整数倍でお申し込みください(お申込ができる株数は、10株、20株、30株、40株、50株のいずれかとなります)。 ・申込日から起算して3営業日以内に当社の指定口座へご入金ください。お振り込みにかかる手数料は申込者のご負担となります。 ・申込日から起算して3営業日目の23時59分までにご入金が確認できない場合は、申込みは失効の扱いとなります。 |
資金使途 | ※金額につきましては、1万円未満の金額は切り捨てて表示しています。そのため、各資金使途の合計金額が目標募集額および上限募集額と一致しないことがあります。詳細な金額は、契約締結前交付書面をご参照ください。 (目標募集額に到達した場合) 調達した資金は、①開発費に357万円、②人件費に268万円、③広告宣伝費に210万円、④当社への手数料に165万円を充当する方針です。 (目標募集額を超え、上限募集額に到達した場合) 調達した資金は、①開発費に357万円、②人件費に268万円、③広告宣伝費に210万円、④当社への手数料に908万円を充当する予定です。目標募集額との差額3,757万円は、開発費に1,607万円、人件費に1,206万円、広告宣伝費に944万円を充当する方針です。なお、支払時期が決定するまで、発行者の預金口座にて適切に管理します。当社は、発行者に対し、募集後四半期に1回以上の情報開示を義務付けており、その情報開示において、調達した資金の使途状況についても当社が確認したうえで開示することになっており、未だ使われていない資金についても管理状況を確認して開示します。 (目標募集額を超え、上限募集額未達の場合) 調達した資金は、①開発費に357万円、②人件費に268万円、③広告宣伝費に210万円、④当社への手数料(申込金額の総額の16.5%相当額)に充当する方針です。残額は、開発費、人件費および広告宣伝費に充当する方針です。なお、支払時期が決定するまで、発行者の預金口座にて適切に管理します。当社が行う資金使途にかかる情報開示および残額の管理状況の確認、開示につきましては、上記(目標募集額を超え、上限募集額に到達した場合)と同様です。 |
申込の受付 | ・申込みの受付けは、先着順となります。 ・申込株数を変更することはできませんので、ご注意ください。 ・申込株数を減少したい場合は、一度申込の撤回をしたうえで、再度、ご希望の株数(10株単位)をお申し込みください。なお、この場合は、新たな申込みとなりますので、申込順位が劣後することがあります。 ・申込株数を増加したい場合は、増加を希望する株数(10株単位)について、新たにお申し込みください。なお、この場合も、増加を希望する株数は、新たな申込みとなりますので、申込順位が劣後することがあります。 |
キャンセル待ち | ・申込金額の総額が上限募集額に到達した場合、当該時点以降キャンセル待ちの申込みを受け付けます。 ・キャンセルが出た場合は、キャンセル待ち申込者に対して先着順により申込株数を確定させます。なお、確定した申込株数は希望申込株数に満たないことがあります。 ・申込株数の確定結果は、当該キャンセル待ち申込者に電子メールで個別にご連絡します。 |
申込の撤回 | ・申込日から起算して8日以内であれば、申込みの撤回を行うことが出来ます。 ・キャンセル待ち申込みについても、キャンセル待ち申込日から起算して8日以内であれば、申込みの撤回を行うことが出来ます。 ・申込株数の一部の撤回は、出来ませんので、ご注意ください。上記申込の受付をご参照ください。 |
案件成立/不成立 | ・申込金額の総額が目標募集額を上回った場合は、案件成立となり、下回った場合は、案件不成立となります。 ・申込金額の総額が目標募集額を上回った場合は、申込期間中、上限募集額に到達するまで申込みを受け付けますが、上限募集額を超えて株式の発行は行いません。 |
(フリガナ) 会社名 |
(トータルブレインケア) 株式会社トータルブレインケア |
本社住所 | 兵庫県神戸市中央区港島中町四丁目1番1 |
URL | https://tbcare.jp/ |
代表者名(フリガナ) | 河越 眞介(カワゴエ シンスケ) |
設立年月 | 2015年11月2日 |
決算期 | 10月 |
事業内容 |
認知機能に関するクラウドシステム「CogEvo®」の販売や認知機能等に関するプログラムの開発事業 |
資本金 | 76,910,000円 |
発行済株式数 | 284,476株 |
主要株主 |
河越 眞介(代表取締役) 54.35% 親族株主 21.97% 役員等株主 10.33% 個人株主 11.25% 株式投資型クラウドファンディング個人投資家 2.1% |
氏名(フリガナ) | 河越 眞介(カワゴエ シンスケ) |
生年月日 | 1961年1月21日 |
最終学歴 |
1983年 兵庫県立神戸商科大学商経学部(現 兵庫県立大学) 卒業 2018年 青森大学薬学部 学士取得(医学) |
主な経歴 |
1983年 内田洋行株式会社入社 1989年 家業の材木屋の経営に関わる 1997年 NPO法人住宅長期保証支援センター設立時幹事 2009年 株式会社ドクタープラネッツ共同創業者 2014年 一般社団法人神戸健康大学 設立 専務理事 2015年 株式会社トータルブレインケア 代表取締役社長 就任 |