【第2回】料理特化SNS「SnapDish」を提供 持続可能な成長につながるマーケティング手法を提案し続ける「ヴァズ」
⽬標募集額 | 上限募集額 | 現在の申込金総額 |
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10,080,000円 | 50,040,000円 | 3,840,000円 |
1.第2回 募集にあたってのメッセージ
人は自分で料理をするようになると「教えたい」「記録したい」「新しい料理に出会いたい」、そして「喜んでもらえたらうれしい」という気持ちが生まれてきます。国内最大規模の料理SNSである「スナップディッシュ」には、料理に関心のある多くのユーザーが集まっています。
自分の料理体験を共有することで、コミュニケーションを楽しみ、次の料理を作るモチベーションにすることができます。また、料理の友だちを作り、食品メーカーともつながっていくことが「人生の楽しみ」になっているユーザーも多くいます。
ウィズコロナの中でこれまでとは違った生活様式となる中、「スナップディッシュ」では世界中の食卓と食卓がつながり合い、これまでにない料理体験を楽しめるサービスを提供することで、料理をする人たちの心と人生がより豊かになる新しい価値を創造していきます。今回のクラウドファンディングをきっかけに、さらに多くの方々に興味を持っていただければ幸いです。
成長軌道に乗り始めたファンマーケティング事業をさらに伸長させるべく、引き続き投資をしていきたいと考えています。また、新規事業となる会員向け通販事業(ファンマーケット事業)についても、第2の成長エンジンとなるよう継続的に開発をしていきたいと考えています。今回は、さらに事業を強化し、成長を加速させて行くための2回目の募集となります。
「これからの世界で必要とされる全く新しい事業を創造していきたい」という私たちの思いを応援していただき、その実現に是非ご協力をいただきますようお願い申し上げます。
代表取締役 舟田善
2.前回からの進捗状況
前回のクラウドファンディングでは上限募集額の8,000万円を達成。この資金は営業体制の強化や会員向け通販事業の新規開発のために活用しました。これによって新たな顧客の獲得に成功し、ファンマーケティング事業を成長軌道に乗せたことにより、コロナ禍の厳しい状況下ではありますが、今期上半期においては前期と同等以上の売上を達成しています。
2020年8月に実施したクラウドファンディングでは、上限募集額の8,000万円という多額の資金を集めることができました。これだけの支持を得られた主な理由は、「スナップディッシュ」が競合相手のいないSNSを軸としたマーケティングプラットフォームであることやメーカーのファンマーケティングへの関心が高まっていること、「スナップディッシュ」のファンマーケティングを活用するメーカーの事例が増えていることなどが考えられます。
大平きのこ研究所の事例
2021年9月に大平きのこ研究所が一般向けの発売を開始した黒舞茸「真」について、同年11月から「スナップディッシュ」を活用したファンマーケティング事業を実施。モニターを募集して商品を送り、調理した画像を投稿してもらったり、モニターアンケートを行ったりするだけでなく、そこで集まった感想やコメントを店頭リーフレットやPOPに二次利用し、販促に活用していただくことで営業促進に繋げています。
ファンマーケティングは、ファン(リピーターやロイヤルカスタマー)を育成することによって顧客1人当たりのLTV(注1)を高めることはもちろん、ファンの力によってオンラインだけでなく実店舗や営業現場のマーケティング課題を解決しメーカーの収益力向上に繋がります。
そのため、人口減少社会や低成長社会でも持続的な成長が可能なビジネスモデルであると言えるでしょう。
ファンマーケティング事業を成長軌道に
前回、支援いただいた資金は、主に以下のことに使用いたしました。
① 営業体制の強化
コロナ禍によるマイナスの影響を大きく受けつつも、ファンマーケティングの年間契約向けソリューション「ファンコミュニティプラン」の開発や営業人員の強化をしたことにより、新たな顧客獲得に成功。
② 会員向け通販事業(ファンマーケット事業)の新規開発
新たな収益の柱として、「スナップディッシュ」の会員資産を活用した新しいビジネスモデルの構築に挑戦中。
今期上半期では前期売上と同等以上の売上を達成し、ファンマーケティング事業を成長軌道に乗せることができました。
また、ヴァズ株式会社は上場の準備を進めており、社内体制や会計処理、計数計画の立案過程においても前回のクラウドファンディング実施時よりも慎重かつ精緻になっています。
3.ヴァズ株式会社とは
ヴァズ株式会社では、国内最大規模の料理写真共有サービス「スナップディッシュ」を展開しています。自分の料理写真を投稿し、料理体験やレシピを共有できるだけでなく、食材の提供・販売やさまざまな体験イベントの実施などにより、料理を単なる“作業”から自分や周りが“うれしくなる体験”に変えていくことを目指しています。
スナップディッシュ-食卓体験プラットフォームとは? from SnapDish運営スタッフ on Vimeo.
ヴァズ株式会社は「世界中の食卓と食卓、人と人がつながり、料理がうれしくなる体験」を提供するソーシャルクッキングサービス「スナップディッシュ」を展開しています。
「スナップディッシュ」では、自分の料理写真を加工して日記やレシピ帳にしたり、食卓のストーリーをシェアしたりすることができます。料理に関心のあるみんなの料理写真から献立のアイデアを見つけ、料理好きな人たちとのコミュニケーションを楽しむことができる国内最大規模の料理写真共有サービスです。
新型コロナウイルス感染症拡大の影響などによって、多くの人が自宅で過ごす時間が長くなり、料理をする人も増えました。ヴァズ株式会社では「スナップディッシュ」を通じて料理写真やレシピを共有するだけでなく、食材の提供・販売や料理を中心としたコミュニティの創造、さまざまな体験イベントの実施などにより、料理を単なる“作業”ではなく、自分や周りが“うれしくなる体験”に変えていくことを目指しています。
4.解決したい課題
料理をするうれしさや楽しさを共感し、モチベーションアップに繋げたいという願いを込めて立ち上げた「スナップディッシュ」は、アプリのダウンロード数230万超、投稿画像総数約1,800万枚と大きく成長を遂げ、食品・飲料メーカーや家電メーカー、日用品メーカーとユーザーを繋ぐ独自のビジネスモデルを確立させました。将来的な人口減少が予測される中、「スナップディッシュ」を通じてメーカーや商品の「コアファン」を増やす活動を目指していきます。
メーカーと「コアファン」の架け橋に
サービス開始から11年が経過し、今ではアプリのダウンロード数は230万超、投稿された料理画像の総数はおよそ1,800万枚と、「スナップディッシュ」は大きく成長を遂げてきました。
また、食品・飲料メーカーや家電メーカー、日用品メーカーとユーザーを繋ぎ、「ポイントや金銭に頼らない、自然なファン育成」をサポートする独自のビジネスモデルを確立してきました。
しかし、内閣府(※)によると、2053年には日本の総人口が1億人を下回ると予測されています。人口が減少すると、各メーカーの商品もそれだけ売上が落ちる可能性があり、存続の危機にも繋がりかねません。
一方で、各メーカーの商品の売上は、商品の「コアファン」と呼ばれる熱心なファンが支えているというデータもあります。ビジネスの世界で有名な「パレートの法則」に当てはめると、20%のコアファンが売上の80%を生み出しています。某飲料メーカーの調査では、顧客のうち、最も熱量の高い8%の「コアファン」が46%の売上を創出しており、37%を占める「ファン」を加えると、実に売上全体の90%に達するそうです。
こうしたデータを踏まえると、「スナップディッシュ」を通じてメーカーとユーザーを繋ぎ、コアファンを増やしていくことができれば、人口減少に伴う課題を解決できると考えています。
料理の楽しさを共有できるコンテンツを
料理をする人は世の中に大勢います。その方たちは、料理を作って食べて終わりではなく、料理を通じて体験したことを誰かと共有して楽しみたいという気持ちを少なからず持っています。
たとえば上手に作れた料理があれば、それを記録して残しておきたい、誰かに教えてあげたいという気持ちがあります。また、情報を共有して他の方に喜んでほしい、新しい料理に出会いたいという想いを持っている方もいます。
そういったニーズがありながら、それに応えられる場がない。料理の写真を撮影して記録し、共有できる場があると、料理をする多くの方たちが料理をするうれしさや楽しさを感じ、モチベーションが沸いてくるのではないか――そういった願いを込めて、2011年5月に「スナップディッシュ」を立ち上げました。
5.ビジネスモデル
料理画像を投稿し、ユーザー同士が活発なコミュニケーションを行う「スナップディッシュ」は、食品・飲料メーカーが商品モニターやキャンペーンなどを通じて自社商品を消費者に体験してもらい、商品やブランドの「ファン化」を促進する「ファンマーケティング」に活用されています。また、地方の中小メーカーが開発した商品をユーザーに販売し、その商品のファンを増やす「ファンマーケット事業」も展開しています。
食卓体験を共有する「スナップディッシュ」
「スナップディッシュ」は、料理に特化した写真共有サービスで、これまでに1,800万枚を超える料理写真が投稿されています。投稿された料理写真には“いいね”や“コメント”がつくなど活発なコミュニケーションがなされ、メインユーザーの子育て中の女性などが料理写真の投稿による食卓体験の共有やアイデア交換、記録、交流などを楽しんでいます。
最大の特徴は、撮影した料理画像をAIが点数判定してくれる「料理カメラ®」(商標登録第5590741号)を搭載していることです。色合いや明るさ、構図など“SNS映え”する料理写真を誰でも簡単に撮影できるので、ユーザー同士が料理の魅力をより伝えやすくなり、より一層、料理を楽しむことができるようになります。
また、2022年4月には、ユーザーの好みの料理写真をAIがサジェストする「For You(フォー・ユー)」機能を新たに搭載。ユーザーの行動によってユーザーごとの料理の好みをAIが学習しておすすめすることで、自分では探しきれなかった新たな料理を発見したり、料理のマンネリ解消や毎日の献立を考える手間を減らしたりすることに役立ちます。
ファンマーケティング事業 × ファンマーケット事業
「スナップディッシュ」は普段は見ることの出来ない家庭どうしの食卓と食卓がつながる場となっているため、「食卓エンゲージメントプラットフォーム」として、食品・飲料メーカーなどへの「ファンマーケティング事業」に活用されています。
また、地方の中小メーカーが開発したおすすめの商品を「スナップディッシュ」上で紹介し、ユーザーさんに購入していただく「ファンマーケット事業」を展開し、その商品のファンになるきっかけを提供しています。
企業の新たなマーケティングプラットフォームとなる「ファンマーケティング事業」
多くの料理アプリの主なビジネスモデルはメディアと広告でした。ニュースやレシピの記事を数多く配信してインプレッションを獲得し、そのページに掲載する広告を集め、スポンサーからの広告料で収益をあげるというビジネスモデルです。
食品業界のマスコミ4媒体(新聞、雑誌、ラジオ、地上波テレビ)の広告費は2016年の2,801億円から5年連続で減少しており、2021年も前年比98.1%の2,198億円(※)となっています。
一方で媒体別の広告費を見ると、インターネット広告費が徐々に増加しています。2021年にはインターネット広告費(2兆7,052億円)がマスコミ4媒体の広告費(2兆4,538億円)を初めて上回りました(※)。
ヴァズ株式会社では、「広告モデル」を採用してきた従来のメディアとは異なる「ファンマーケティング」という新たなビジネスモデルを構築しています。
「スナップディッシュ」では、料理が好きなユーザー同士がアプリ上でつながり、関係性の強いコミュニティを生成しています。ユーザーの多くは子どもを持つ30~40代の女性で、「スナップディッシュ」で自分が作った料理をシェアしたり、他の人が作った料理を閲覧してコメントしたりすることで、料理に関心のある人どうしの交流を楽しんでいます。
食品・飲料メーカーは、「スナップディッシュ」を活用した商品モニターやキャンペーンなどを通じ、自社の商品を消費者にオンラインで、あるいはリアルに体験してもらうことができます。こうした取り組みによってユーザーと商品とのエンゲージメントを高め、商品やブランドの「ファン化」を促進します。
つまり、メーカーは「スナップディッシュ」というアプリを「商品体験を共有する場」として活用することで、長期にわたってそのメーカーの製品を購入してくれる「ファン=LTVの高い顧客」を育成・獲得することができるのです。また、ファンの力を活用して以下の様々なマーケティング課題を解決することができます。
●ファンマーケティングのメリット
・LTVを最大化できる
・推し活(クチコミによる家族や友人への推薦)をしてくれる
・ネット上での話題作りをしてくれる
・トレンドの予測ができる
・リピーター・ファン化の分析ができる
・傾聴による商品開発、マーケティング戦略立案ができる
・営業活動、販促物の制作、営業資料の作成などに活用できる
・広報・PRで活用できる
食品・飲料や生活家電製品、生活用品を提供するメーカーは「スナップディッシュ」を以下のような形で活用し、マーケティング課題を解決しています。
【活用例】
1.商品体験をアプリ上で共有し、確かめ合う「食卓体験投稿プラットフォーム」
2.商品の特徴を体験して語り合う「双方向型体験イベント」
3.商品を長期的に利用し、特徴を徹底的に体験しつくす「体験継続プログラム」
4.生活者の食卓・会話を可視化しインサイトを商品開発に活用できる「商品開発サポート」
5.体験を動画でリッチコンテンツ化し、発信・ストックする「体験コンテンツ化」
6.生活者起点のファクトを世の中に広く発信する「PRファクト構築・発信」
また、企業は「スナップディッシュ」上で得たマーケティング上の知見を店頭やECなどでも展開することで、消費者のさらなる「ファン化」に活用することができます。
このように「スナップディッシュ」はメーカーにとって非常に魅力的なマーケティングプラットフォームとなっているのです。
消費者が「ファンになる体験」を販売する「ファンマーケット事業」
もうひとつの軸になるのが「ファンマーケット事業」です。当社と食品開発メーカーや一次産業の生産者の方が連携して商品を開発し、それを「スナップディッシュ」のユーザーに販売します。
「ファンマーケティング事業」が食品メーカーや飲料メーカーから料金をいただくビジネスモデルであるのに対して、「ファンマーケット事業」はユーザーに対して「ファンになる体験」を販売するビジネスモデルです。
2022年4月にはサブスクリプション型の定期便サービス「食卓を紡ぐおたより便」がスタートしました。これは「スナップディッシュ」の編集長が厳選した食品や調味料を定期便として購入者に届け、「スナップディッシュ」上での体験共有と交流を促進するサービスです。
コロナ禍などの影響で今なお人々の活動が制限される中、新しい「体験」と「商品購入の形」を創出。すでに多くの料理画像の投稿がなされ、新たなコミュニケーションの輪が生まれています。
ファンマーケティング事業はコロナ禍の中でも成功事例を着実に積み上げており、参加企業数も増加しています。今期上半期では前期と同等の売上見込みを達成しており、事業を成長軌道に乗せることができています。
ファンマーケット事業はPDCAのサイクルを回しながら継続的にブラッシュアップを続けている状況ですが、サブスクリプション型サービスの導入によって今後は売上を伸ばしていけると想定しています。
6.競争優位性
10年以上にわたって料理画像が日々、投稿されている「スナップディッシュ」には食卓のビッグデータや生活者個人のファンデータが蓄積されており、それらをメーカーのマーケティングに活用することができます。また、「ファンマーケティング事業」と「ファンマーケット事業」を活用することが顧客の定着に繋がります。
消費者の態度変容を促し、継続的な購入を後押し
「スナップディッシュ」では、コロナ禍以前から強固なコミュニティが形成されていました。ユーザー同士の強いつながりは「スナップディッシュ」への信頼を生み出しています。その結果、「スナップディッシュ」で施策を実施した食品メーカーや飲料メーカーの商品に関して「その後にその商品を購入した」というユーザーの割合は37.5%にのぼっています。
また、年間購買量の比較においては一般層の3倍以上と、その後の継続的な購入を後押ししています。このように、当社のユーザーは「スナップディッシュ」を通じた態度変容を起こしていることが分かります。
広告ではなく、ファンマーケティングによって起こされた行動変容の場合、製品に対するユーザーの定着率が非常に高く、一度利用した商品・ブランドを繰り返し使用していただける傾向があります。
「ファンマーケティング事業」×「ファンマーケット事業」というビジネスモデル
ヴァズ株式会社は、これまでに体験キットの販売やオンラインでの工場見学など、自宅で非日常体験を味わうことができるサービスを実施してきました。
こうしたサービスは今後もニーズが増えていくことが予想されます。既存の「メディア」×「広告」というビジネスモデルではなく、「ファンマーケティング事業」×「ファンマーケット事業」によって顧客を定着できることこそがヴァズ株式会社の最大の強みです。
食卓のビッグデータ、生活者個人のファンデータを保有
DL数230万超を誇る「スナップディッシュ」には料理に関心のある一般の生活者が集まっており、そこではごく日常の食卓体験が共有されています。
つまり、日々、利用者自身が料理コンテンツを生み出し続ける仕組みが整っており、食卓のビッグデータと併せて生活者個人のファンデータを保有していることが強みです。
そして、こうした様々なデータをマーケティングに活用する取り組みも進んでいます。
7.成長ストーリー
食品の広告やECに大きな市場があること、自宅で料理をする傾向が継続していることを受け、「スナップディッシュ」を通じた新たな市場開拓を目指しています。サービスの改善強化やメーカーの新たなニーズへの対応、受注体制の整備に加え、通販商品の開発や海外進出などにも着手し、さらなる伸長を目指していきます。
新たな市場を開拓
食品の広告市場は約2,500億円(※1)、食品のEC市場は約1.7兆円の市場規模(※2)があります。
※2.経済産業省「平成30年度 我が国におけるデータ駆動型社会に係る基盤整備 (電子商取引に関する市場調査)
また、新型コロナウイルス感染症の影響により、家庭で料理を作る機会は大きく増えました。今はウィズコロナが進みつつある状況ですが、株式会社クロス・マーケティングの調査によると、自宅で料理をする機会について、コロナ拡大前に比べて「増えた」と回答した割合は30.2%と、自宅で料理をする傾向は継続していると思われます。
※株式会社クロス・マーケティング「2022年1月 新型コロナウイルス生活影響度調査(食生活編)」
また、従来型のスーパーマーケットでの試食や工場見学などのマーケティング施策に代わる新しい市場が開かれる可能性もあります。ヴァズ株式会社は、「スナップディッシュ」というプラットフォームを武器に新たな市場を開拓していきます。
前回の増資以降、ヴァズ株式会社は様々な商材開発に挑戦し、地道に成功事例を積み重ねてきました。コロナ禍の影響で営業活動の制限や取引先のマーケティングコストの抑制があり、当初想定していた通りの売上成長は達成できていませんが、今後ウィズコロナ、アフターコロナとなり、平時の状態に戻っていくことで、事業成長を加速させていく土台作りができたと考えています。
今回の資金調達により事業をさらに伸長
今回の資金調達により、すでに成長軌道に乗り始めているファンマーケティング事業への引き続きの投資、および新規事業である会員向け通販事業(ファンマーケット事業)の継続的な開発をしていきたいと考えています。
ファンマーケティング事業は、前回の調達資金によるソリューション開発と営業体制の強化によって成長軌道に乗り始めています。基盤となる「スナップディッシュ」サービスの改善強化やメーカーからの新たなニーズへの対応、より多くの受注に備えた体制の整備によって、さらなる伸長が可能になると考えています。メーカーからのニーズが見込まれるソリューション開発による商品力の強化や受注獲得のための営業人員の強化、受注増に対応するための運用体制の強化、「スナップディッシュ」のアプリ、ウェブサイトのサービス開発に獲得資金を使用する予定です。
また、新規事業である会員向け通販事業(ファンマーケット事業)においては、引き続き通販商品の開発に使用する予定です。
和食人気を生かし海外進出も視野に
海外進出も視野に入れています。お酒や味噌などの日本の発酵食品は外国人に好評で、観光で日本を訪れた方が母国に帰った後、わざわざ取り寄せるという事例も多くあります。現在はコロナ禍で海外との往来が制限されており、外国人観光客の受け入れも回復しきっていない状況ですが、逆にオンラインでの食品工場見学などは海外でのニーズも想定されています。
また、日本食は海外でもブームとなっており、「スナップディッシュ」にも海外から利用しているユーザーが多数います。日本食を食べたい、作りたいと考える海外の方々のニーズは、日本の食材などを輸出している、あるいはしたいと考えているメーカーにとっても市場拡大のチャンスとなるため、海外でのファン育成や、それをベースとしたマーケティング支援が可能になると考えています。
事業計画
事業計画については、前回の増資時の計画から全体的に下方修正し、より保守的なものにしています。これは、コロナ禍の影響が当初の想定よりも長引いたことや、ウクライナ侵攻の発生等によって取引先の事業環境の悪化が継続した外部要因が大きく影響しています。
2020年、2021年、2022年の第1四半期は、感染症拡大による営業活動の制限や先行き不安による取引先のマーケティング費用抑制という形で大きな影響を受けています。売上成長も停滞しているため、人員規模拡充も凍結し、現在は当初想定よりも縮小した形になっています。
一方で、売上成長が停滞している中でもファンマーケティング事業の成功事例を地道に積み上げてきていること、事業環境が徐々に平時に戻りつつあることを鑑み、再度の成長を期する形で計画を整理しています。
2022年12月期においては、新型コロナウイルス感染症蔓延一服による外食部門の持ち直し、ウクライナ問題や日本を除く世界的な金利上昇による円安に端を発した原材料費・輸送費・燃料費の高騰に対する小売価格の値上げの浸透によって食品メーカーの業績が持ち直しつつあるため、ヴァズ株式会社の2022年7月以降の業績も回復基調にあります。
8.お客さまの声
マルコメさまからの評価
生活者のちょっとした変化や付加価値づくりにつなげていく。スナップディッシュさんには、料理感度の高い層に対して狭くても深いコミュニケーションを期待しています。実際に料理や商品について自然な共感の声を集めることができるため、その声をニュースづくりのネタにも活用しています。また、単発の施策ではなく数年単位で実施しているため、スナップディッシュさんを基軸にユーザーとの絆も生まれ、当社にとってファン形成の貴重な場になっています。具体的には、施策の実施有無で年間購買量に約3倍の差が生じるなど、定量的にも成果を得られています。本当に熱量の高いユーザーをオーガニックのアンバサダーとして、食卓の風景が少し変わるような話題や食習慣を一緒につくっていきたいです。
ブルドックソースさまからの評価
PV数や投稿数など、想定していた数値を上回ることができました。スナップディッシュの投稿コミュニケーションでは、肉、魚介様々なアレンジが見られるとともに、お店の味、それ以上との満足度でした。また「すりおろし」「つぶ」といった商品特徴に対する評価も多く、商品が紐付いた良質な生活者の声を多数作ることができました。また、記事化、SmartNews配信では、想定数値を大きく上回るパフォーマンスとなり、「商品が紐付いた生活者の声」を多くの人に届けることが出来ました。また、配信だけに終わらず、タルタルソースに入れる、フレッシュトマトと混ぜてカルパッチョのソース、魚介グラタンの仕上げにかける、など一工夫で楽しむ投稿も多く出ており、用途拡大アイディアも収集することができました。
9.VC等からの出資実績
(一部掲載)
・SIG Asia Investments, LLP
・シーサー株式会社
・SMBCベンチャーキャピタル株式会社
・アライドアーキテクツ株式会社
・株式会社ライダース・パブリシティ
・大樹生命保険株式会社
・RFA digital brains株式会社
10.メディア掲載・受賞歴等
メディア掲載
時事通信 大豆ミートで持続可能な食文化を目指す「肉の日に大豆ミートプロジェクト」、開始3ヶ月でメーカー7社、ユーザー180人が参加/料理専用SNS「スナップディッシュ」(2022.6.16)
日本農業新聞 6月の「牛乳月間」SNS盛り上げ アプリとコラボ、旅行贈呈…個性派企画続々(2022.6.14) 産経新聞 料理サイト、メーカーと消費者つなぐ ネット通販増、口コミ・交流の影響大きく(2022.5.13) TECH+ マイナビニュース 料理写真共有アプリ「SnapDish」、食品のサブスク開始 購入者同士が対話できる新たな食体験を提供(2022.4.20) 日本経済新聞 「スナップディッシュ」のヴァズ、ウェブ試食会を支援(2020.10.21)受賞歴等
・App Storeランキング総合3位獲得
読売テレビ「大阪ほんわかテレビ(2019年8月16日放送)」、噂のスマホアプリ大活用スペシャルで紹介されました。いくつか他のアプリも紹介されるなか、最もダウンロードが多かったため総合3位の順位を獲得いたしました。
・App Store年間ベストアプリ受賞(2012年)
年間ベストアプリ「友達と一緒に賞」に選出されました。
※App Storeで数々の受賞歴
- おすすめ無料App
- ソーシャルネットワーキング 必須アプリ
- スタッフのお気に入り
- 夏 みんなでBBQ(バーベキュー)
- サマープロジェクト とっておきのレシピでお料理日記
- アフターワークにチェックしたいAPP
- お菓子とスイーツ
- App Store スタッフのおすすめ
- クッキング特集
・iPhone広告掲載
ソフトバンク社が複数の雑誌に掲載したiPhoneの広告にて、メインビジュアルを飾るアプリとして「スナップディッシュ」を採用いただきました。画面に表示されているアプリが「スナップディッシュ」で、右の一番上でアプリの紹介もしていただいております。
11.経営陣紹介
代表取締役 舟田善(ふなだ ぜん)
<経歴>
1972年生まれ。立教大学卒
1995年 法令出版の株式会社ぎょうせい、技術開発部でソフトウェアの開発に従事
2000年 ホームページ制作の株式会社オン・ザ・エッヂ、ウェブ事業部担当取締役兼CIO就任
2004年 ブログサービスのシーサー株式会社、取締役兼CSOとして経営戦略の立案と執行を担当
2010年 ヴァズ株式会社を創業代表取締役就任
取締役CTO 清田史和(きよた ふみかず)
<経歴>
1976年生まれ。獨協大学卒
2002年 ホームページ制作の株式会社オン・ザ・エッヂ、ウェブサイト等の開発に従事
2007年 株式会社イトクロ、技術部長
2009年 株式会社ナチュラルコーヒー代表取締役就任
2009年 オーセンスグループ株式会社顧問就任、弁護士ドットコムの技術的なアドバイスを行う
2010年 ヴァズ株式会社を共同創業してCTO就任、 PyCon JP運営メンバー、学校法人北部学園理事長
取締役 事業開発 阿部樹(あべ たつき)
<経歴>
1978年生まれ。東京大学中退
2001年 株式会社ルート・コミュニケーションズ
2006年 株式会社フィードフォース、同年取締役に就任、事業開発に従事
2012年 ヴァズ株式会社
2014年 当社取締役に就任、「スナップディッシュ」事業の担当責任者として事業開発およびサービス開発を統括
12.株主優待制度について
■株主優待制度の目的
本クラウドファンディングにご投資いただいた方のご支援に感謝するとともに、当社株式の魅力を高め、株主の皆様に当社事業のご理解を深めていただくことを目的といたします。
■株主優待制度の内容
(1)対象となる方
本クラウドファンディングにご投資いただき、毎年12月末日現在の当社株主名簿に記載又は記録された株主様を対象といたします。
(2)株主優待の内容
すでに保有している株数と合計した株数に応じて、ファンマーケットでの販売商品の購入代金を割り引く「クーポン券」を贈呈いたします。
・1株保有の方:500円分
・2~4株保有の方:1,000円分
・5〜8株保有の方:2,000円分
・9株以上保有の方:3,000円分
※「クーポン券」は、株主の方ご本人のみご利用いただけます。
(3)贈呈の方法
ユニコーン社にご登録の株主様のメールアドレスに「クーポンコード」をお送りいたします。
※「クーポンコード」の利用方法
「STORES」というオンラインショップに当社のショップを開設しています。ファンマーケットの商品購入の際に「クーポンコード」を入力いただければ割引を受けることができます。
(4)株主優待の時期
毎年3月以降の贈呈を予定しています。
※クーポン券の有効期限は、翌年3月末日とさせていただきます。
プロジェクト名 | 【第2回】料理特化SNS「SnapDish」を提供 持続可能な成長につながるマーケティング手法を提案し続ける「ヴァズ」 |
目標募集額/株数 | 10,080,000円/84株 |
上限募集額/株数 | 10,080,000円/417株 |
募集価格 | 1株当たり120,000円 |
申込単位 | 1株 |
最低申込金額/株数 | 120,000円/1株 |
上限申込金額/株数 | 480,000円/4株 |
申込期間 | 2022年08月29日(月)18:00 ~ 2022年09月05日(月)23:59 |
申込方法 | ・当社ウェブサイト上の募集案件の申込みページからお申し込みください。 ・最低申込株数は、1株となっておりますので、1株以上その整数倍でお申し込みください(お申込ができる株数は、1株、2株、3株、4株のいずれかとなります)。 ・申込日から起算して3営業日以内に当社の指定口座へご入金ください。お振り込みにかかる手数料は申込者のご負担となります。 ・申込日から起算して3営業日目の23時59分までにご入金が確認できない場合は、申込みは失効の扱いとなります。 |
資金使途 | ※金額につきましては、1万円未満の金額は切り捨てて表示しています。そのため、各資金使途の合計金額が目標募集額および上限募集額と一致しないことがあります。詳細な金額は、契約締結前交付書面をご参照ください。 (目標募集額に到達した場合) 調達した資金は、①ビジネス開発資金(主にファンマーケティング事業にかかる広報活動費、広告宣伝費等。以下同じ)に122万円、②サービス開発資金((ファンマーケティング事業にかかるクライアント向けのソリューション商材開発費、クライアント提案のための人件費、外注費およびシステム更新費およびファンマーケット事業にかかる企業等との商品開発に関連する費用、アプリやウェブサイトの開発費用、システム開発費用、SNS運用(インスタグラム、Pinterest、YouTube、ニュースサイトへの取りまとめ記事配信等)。以下同じ)に719万円、③当社への手数料に166万円を充当する予定です。 (目標募集額を超え、上限募集額に到達した場合) 調達した資金は、①ビジネス開発資金に122万円、②サービス開発資金に719万円、③当社への手数料に825万円を充当する予定です。目標募集額との差額3,336万円は、ビジネス開発資金に547万円、サービス開発資金に2,789万円を充当する方針です。なお、支払時期が決定するまで、発行者の預金口座にて適切に管理します。当社は、発行者に対し、募集後四半期に1回以上の情報開示を義務付けており、その情報開示において、調達した資金の使途状況についても当社が確認したうえで開示することになっており、未だ使われていない資金についても管理状況を確認して開示します。 (目標募集額を超え、上限募集額未達の場合) 調達した資金は、①ビジネス開発資金に122万円、②サービス開発資金に719万円、③当社への手数料(申込金額の総額の16.5%相当額)に充当する予定です。残額は、ビジネス開発資金およびサービス開発資金に充当する方針です。なお、支払時期が決定するまで、発行者の預金口座にて適切に管理します。当社が行う資金使途にかかる情報開示および残額の管理状況の確認、開示につきましては、上記(目標募集額を超え、上限募集額に到達した場合)と同様です。 |
申込の受付 | ・申込みの受付けは、先着順となります。 ・申込株数を変更することはできませんので、ご注意ください。 ・申込株数を減少したい場合は、一度申込の撤回をしたうえで、再度、ご希望の株数(1株単位)をお申し込みください。なお、この場合は、新たな申込みとなりますので、申込順位が劣後することがあります。 ・申込株数を増加したい場合は、増加を希望する株数(1株単位)について、新たにお申し込みください。なお、この場合も、増加を希望する株数は、新たな申込みとなりますので、申込順位が劣後することがあります。 |
キャンセル待ち | ・申込金額の総額が上限募集額に到達した場合、当該時点以降キャンセル待ちの申込みを受け付けます。 ・キャンセルが出た場合は、キャンセル待ち申込者に対して先着順により申込株数を確定させます。なお、確定した申込株数は希望申込株数に満たないことがあります。 ・申込株数の確定結果は、当該キャンセル待ち申込者に電子メールで個別にご連絡します。 |
申込の撤回 | ・申込日から起算して8日以内であれば、申込みの撤回を行うことが出来ます。 ・キャンセル待ち申込みについても、キャンセル待ち申込日から起算して8日以内であれば、申込みの撤回を行うことが出来ます。 ・申込株数の一部の撤回は、出来ませんので、ご注意ください。上記申込の受付をご参照ください。 |
案件成立/不成立 | ・申込金額の総額が目標募集額を上回った場合は、案件成立となり、下回った場合は、案件不成立となります。 ・申込金額の総額が目標募集額を上回った場合は、申込期間中、上限募集額に到達するまで申込みを受け付けますが、上限募集額を超えて株式の発行は行いません。 |
(フリガナ) 会社名 |
(ヴァズ) ヴァズ株式会社 |
本社住所 | 東京都武蔵野市御殿山一丁目5番6号 |
URL | http://vuzz.com |
代表者名(フリガナ) | 舟田善(フナダ ゼン) |
設立年月 | 2010年2月 |
決算期 | 12月 |
事業内容 |
・ソーシャルクッキングサービス「SnapDish(スナップディッシュ)」の企画・運営 ・ファンマーケティング事業 ・ファンマーケット事業 |
資本金 | 412,179,060円 |
発行済株式数 | 13,084株 |
主要株主 |
舟田 善(代表取締役) 30.6% SIG Asia Fund Ⅲ,LLC 24.7% (株)ライダース・パブリシティ 7.6% 株式投資型クラウドファンディング個人投資家 6.1% その他株主 31.0% |
氏名(フリガナ) | 舟田善(フナダ ゼン) |
生年月日 | 1972年1月2日 |
最終学歴 | 1995年3月 立教大学卒業 |
主な経歴 |
1995年 株式会社ぎょうせい、技術開発部でソフトウェアの開発に従事 2000年 株式会社オン・ザ・エッヂ、ウェブ事業部担当取締役兼CIO就任 2004年 シーサー株式会社、取締役兼CSOとして経営戦略の立案と執行を担当 2010年 ヴァズ株式会社を創業、代表取締役就任 |
受賞履歴 |
■無料アプリのダウンロードでApp Storeランキング総合3位獲得 ■App Storeの年間ベストアプリ賞 ※この他にもApp Storeで数々の受賞歴があります。(基本情報参照) |